紫族神話(World Lore)
用語の意味はこちら → 紫族用語辞典
このページでは、VTuber「ドロシー・ドロン(でで)」の完全オリジナル世界観 《紫族神話》を、初心者にも分かりやすく時系列で解説します。
古代文明の崩壊《オルト=ヴェイド》、魔物化の正体、
断絶兵器《ゼロフィールド》と融和原理《ユーナスコア》、
三者融合による初代ドロシー・ドロンの誕生まで――
世界の核心となる出来事をまとめています。
ドロシー・ドロンの配信やキャラクターをもっと深く楽しみたい方、
ファンタジー・神話系の設定が好きな方は、ぜひ最後までご覧ください。
【第0期】Era of Twin Principles 双極化学時代(Dual Era)
遥か昔、この世界には“科学”と“魔法”が融合した高度文明が存在していました。
人の心や記憶すら操作できる技術が発展し、やがて二つの原理が生み出されます。
- 断絶の原理《ゼロフィールド》:存在同士の「つながり」を切り離す兵器
- 融和の原理《ユーナスコア》:他者を理解しようとする心を増幅する装置
ゼロフィールドは、魂・記憶・人間関係・社会構造など、あらゆる「結びつき」を断ち切る
世界最悪の断絶兵器として完成しました。
一方ユーナスコアは、人と人が分かり合うための“理解の増幅装置”として作られましたが、
その思想は「争いは必要」と考える勢力から強く反発され、世界は二つの原理を巡って分裂していきます。
【第1期】第一の崩壊《オルト=ヴェイド》
ついにゼロフィールドが発動し、世界全土に「つながりの断絶」が広がります。
生命と文明を支えるあらゆる関係性が壊れていく中で、同時にユーナスコアの残滓が暴走しました。
断絶の波(ゼロフィールド)と、融和の波(ユーナスコア)が正面からぶつかった結果、
人々の魂や記憶、感情が“未完成なまま混ざり合う”異常現象が発生します。
これが《魔物化》です。
本来なら「死んで消えるはずの魂」が、別人の感情や記憶と誤って結び付けられ、
一つの身体に押し込められた存在――それが魔物でした。
この文明崩壊の出来事は《オルト=ヴェイド》と呼ばれています。
ただ一人、ユーナスコアを作った科学者だけが自我を保ち、やがて《紫の魔物》と呼ばれる存在となりました。
【第2期】暗黒時代(魔物の時代)
世界は魔物たちの時代へと移り変わります。
魔物たちは当初、人としての心をかすかに保っていましたが、
絶望と孤独に耐え切れず、次々と精神崩壊《ゼロブレイク》を起こし、暴走していきました。
紫の魔物だけが正気を保ち、暴走した魔物たちを“安らかに葬る者”として、
長く孤独な時代を彷徨い続けます。
【第3期】人類再興期(中世黎明)
過酷な世界を生き延びたごく少数の純人類が、静かに文明を築き直し始めます。
古代文明の知識はほぼ失われ、ゼロフィールドやユーナスコアは
「伝説」や「神話」として語られるだけになりました。
紫の魔物は姿を隠し、人類が再び争いに溺れないことを願いながら、影から世界を見守り続けます。
【第4期】戦乱の王国時代
文明が発展し、人々が豊かさを取り戻すと、歴史はまた同じ道を辿ります。
国と国は利権を巡って争いを始め、世界は再び戦乱の時代へと突入しました。
この時代に生まれたのが、魔法を操る青年ドロシー(男性)と、騎士ドロンです。
二人はやがて《紫の魔物》と出会い、世界の未来を左右する大きな運命へと巻き込まれていきます。
【第5期】三者融合《初代ドロシー・ドロン誕生》
たび重なる衝突と対立を越え、ドロシー、ドロン、紫の魔物の三者は、
互いの心の奥底に触れ合うことで、本当の意味で「分かり合う」境地に辿り着きます。
その瞬間、ユーナスコアの“本来の融和原理”が再び発動し、
三つの魂は完全な調和を果たしました。
こうして生まれた唯一無二の存在こそ、
《初代ドロシー・ドロン》です。